また読み返したい本 2022

読んでいる本 SF
無造作に置かれたよみかけの本

久しぶりです。ライオンです。

書評ブログという体でやっていますが、2022年は全く読書に関してレビューしていませんでした。そこで、2022年読んだ本のうち、また読み返したいものを駆け足でメモ程度に綴ります。

今回は、心に残ったものを5つ選びました。どれも自分の思考に影響を与えたものです。

シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき

今年は、お絵かきAIやチャットボットなどの急激な進化で、テクノロジーの大革新を実感した年でしたが、この本の内容はそれどころじゃないです!人間の脳を超えるAIを作るのは序の口として、脳や人体のリバースエンジニアリングしよう!とか、サイボーグになろう!意識を残そう!光速を超えよう!時を遡ろう!とか無茶苦茶なことを紹介しています。普通に考えて、近い将来そんなことあるわけないやろ!と思いますが、これは人間の思考の癖らしいです。実際には複数のテクノロジーが組み合わさることで指数関数的な発展をしているにも関わらず、人間は線形的にしか見通しを立てられないため、将来を過小評価しがちらしいです。1つ確かなことは、我々の想像を超える速さで世界は変容するし、その速さも加速を続けます。

ASIN ‏ : ‎ B01ERN6432、 出版社 ‏ : ‎ NHK出版 (2016/4/26)、 発売日 ‏ : ‎ 2016/4/26、 本の長さ ‏ : ‎ 257ページ、 シンギュラリティは近い [エッセンス版] 人類が生命を超越するとき | レイ・カーツワイル, NHK出版 | コンピュータ・IT | Kindleストア | Amazon

すばらしい新世界

1932年に書いた2540年のSF。20世紀最高の小説の1つに選ばれるだけあって、非常に面白く頭がブっ壊れそうになりました。小説なのでネタバレを含まず語ると・・・とり敢えず倫理観が全く現代と違う。少年少女には「見せられないよ」な行為や思考がふんだんに盛り込まれていて、現代社会の常識をある程度分かった上で読んで欲しい。ただ、こういった新世界に没入する体験は早いほど人生に複利効果が出そうなものなので、成人したらすぐ読んで欲しい一冊。ストーリー構成も自分の好きな形で、前半は世界の説明、後半はガラガラと物語が動き出す感じ!特にこんな表現方法がこんな時代からあったなんてと思うような工夫が多く、飽きない。ダイバーシティがどうのこうの言われる社会だけど、これくらいの超越した世界観を持ってみれば、生活に面白みが増すかも。

ASIN ‏ : ‎ B00VWP0SHC、 出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2013/6/20)、 発売日 ‏ : ‎ 2013/6/20、 本の長さ ‏ : ‎ 339ページ、 すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫) | オルダス・ハクスリー, 黒原 敏行 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

動物農場

戦後初めて翻訳が認められた外国文献がこれ、「アニマルファーム」らしい。つまりGHQのお墨付きってわけ。これも小説だからネタバレなしでレビューをするけど、元ネタはロシアやソビエトの歴史らしくて、分かる人が見れば分かる作品らしい。この話を一言でいえば、『共産主義はヤベー』。理想としては素晴らしい思想なんだけど、それを実行に移すとなるととんでもないことになるんだよと子供にも分かるように動物さんたちを使ってコミカルにワイワイしてやっているんだけど、全然グロさを中和できない内容。途中で鬱気味になりかけたけど、癖のある読みごたえに手が止まらなかった。どこの国とは言わないけれどあの国がこんな事になっているのは、こういう理由なのかと考えさせられ、世界のある一部について解像度がぐんと上がる。動物を使って間接的にヤバさを風刺していくスタイルは好き。

ASIN ‏ : ‎ B00SF5CGKO、 出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2015/1/25)、 発売日 ‏ : ‎ 2015/1/25、 本の長さ ‏ : ‎ 253ページ、 Amazon.co.jp: 動物農場 (角川文庫) eBook : ジョージ・オーウェル, 高畠 文夫: 本

RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる

自分の生き方を肯定してくれた最高の一冊。この本の伝えたいことは、1つのことを早くから大量に反復するより、沢山の種類のことに触れる人の方が成功しやすいよってこと。具体例として、色んなスポーツを行ってきたスポーツ選手や色んな楽器を弾いてきた音楽家などが挙げられた。幅広く経験することのメリットは大きく2つある。1つは自分の本当に情熱を注げるものが見つかること。もう1つは、経験が他の事柄にも応用できること。自分自身、何かでてっぺんを獲った経験はないけど、知識や経験の幅で、面白い発想や習熟の加速が生じたような気がする。色んな事に興味があって、人生を楽しみ尽くしたいという自分の気質はそのままでもいいんだと思えたので、この本に救われた。常にアマチュアアウトサイダーとして生きる。

ASIN ‏ : ‎ B0868DR365、 出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2020/3/26)、 発売日 ‏ : ‎ 2020/3/26、 本の長さ ‏ : ‎ 445ページ、 Amazon.co.jp: RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる eBook : デイビッド・エプスタイン, 東方 雅美, 中室 牧子: 本

日給300万円のSS級トレーダーが明かす botterのリアル

仮想通貨のシステムトレーダー、通称Botter。存在はなんとなく知っていたけど、怪しさプンプンで近づこうとは思っていなかったが、この本がやたらと評判だと聞いて、どうせインフルエンサーの本だろうと疑いながら読んだが、Botterに対する疑いが、半信半疑までに向上した。信じようと思えたのは、この本が単なるハウトゥー本ではなく、生々しいN=1の記録だったからだ。実際に稼いでいる人はいると確信した。しかしこの方を再現することは正直難しいと思う。ただ、戦う人の生き様を知れるし、口座凍結のハプニングも知れるしで、読み物としての価値も十分あると思うから、知らない世界の扉を開くには良い本かと。この本を起点としてブログやtwitterを徘徊した限り、かなり厳しいけどBotterで稼げなくはないなあと感じた。

ASIN ‏ : ‎ B09NR1683X、 出版社 ‏ : ‎ 幻冬舎* (2021/12/8)、 発売日 ‏ : ‎ 2021/12/8、 本の長さ ‏ : ‎ 207ページ、 日給300万円のSS級トレーダーが明かす botterのリアル | richmanbtc | 工学 | Kindleストア | Amazon

まとめ

読前読後で考え方が変わるから、本ってすごい。

サプリライオンの2023年のアクションプラン ~7個~

・新テクノロジーを遊び倒す(毎月1個)

・SFを読んで心を別世界にトリップさせる(年2冊)

・コテンラジオを定期的に聞く(現状通り)

・世界の変化を予想し、結果との差異を考察し続ける(経済・戦争・疫病について)

・面白そうなことは試して、イケそうなら金が稼げるレベルまでのめり込む(1つは大成したい)

・bot作成(今月中)

・botで生計立てられるように(目指せA級Botter)

みなさま~よいおとしを~

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